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心理カウンセラーになるまでのお話①

長いこと自分を押し殺して生きてきました。

小さい頃の私は、ありのままの自分でいていい世界があるなんて知りませんでした。

生まれてきたこと自体が罪だと思っていたからです。

 

***

 

「私らしさ」があってはいけない。なぜなら、私は役立たずの問題児だからです。

優秀な人間のコピーになること、それが私の目標でした。

 

自分の意見なんて、持たない。どうせ間違っているから。

自分の願いなんて、感じない。どうせくだらないと笑われるから。

自分がどうしたいかではなく、どうすれば否定されないかが最優先事項。

 

私は、「私らしさ」を隠すため、周りから否定されないため、「模範解答」の鎧で身を固めました。

この鎧がないと私はこの世界に存在することが許されません。

それは同時に、鎧さえあればこの世界での戦いに生き残ることができるということでもありました。

 

いつの間にか、鎧こそが自分らしさだと思うようになっていきました。

 

立派な鎧に見えるよう、外側をぴかぴかに磨きました。

でも、それだけで精一杯なんです。他に目を向ける余裕はありません。

周りは私の鎧を褒めてくれたけど、私の鎧は本当は不完全で穴だらけ。

それは自分が一番よく知っていました。

 

中身は空っぽ。空虚。

 

私はボロが出ないよう必死に取り繕い、毎日崖っぷちに追い詰められて綱渡りをしているような気持ちでした。

 

及第点では当然ダメで、完璧でひとまず安心、それ以上の出来栄えで初めて自分にマルをあげられました。

失敗や間違いなんてありえないくらいとても怖いことだったので、模範解答のデータがない初めてのことには特に気を使いました。

失敗したときや注意されたときは、必ずと言っていいほど打ち首の刑のイメージが湧いてきて、自分に罰を与えるために何度も何度も自分の首を切り落としました。

 

同じ年頃の周りの子どもたちはもっとお気楽に生きているように見えて、心のどこかで見下していました。

 

本当は羨ましかった。

苦しかった。

助けてほしかった。

 

***

 

なにかおかしい。

もしかしたら人よりも頑張っているかも知れないのに、なんでこんなに苦しいんだろう?

 

私は何のために生まれてきたんですか?って泣きながら空に聞きました。

こんな私にもこの世で果たせる使命があるのでしょうか?って。

もし願いを1つだけかなえてもらえるとしたら、間違いなく「はじめから私が存在しなかったことにしてほしい」と願ったでしょう。

 

こんなに苦しいは、自分がコミュ障で世間知らずで根性なしで努力が足りない考えの甘い人間だからですか?

本当にそうなんですか?!

 

***

 

私には、どうしても子どもを産まなくちゃいけないという信念があって、

初めて子どもを産んだとき、変わったイキモノを見るような気持ちで赤ちゃんを眺めていました。

へぇー、自分がこの地球で家族を持ったのか…、という不思議な気持ちでした。

 

子どもがだんだん大きくなって色々なことが起きるようになると、ダメ母と思われることが怖くて、今までよりもさらに鎧を着こむようになりました。

 

2人目の赤ちゃんが少し大きくなった頃、

「この子はこんな私を100%信じて自分の命を預けているんだ」と気付きました。

それは、無条件に受容される感覚をはじめて知った瞬間でした。

 

「ありがとう」と泣きました。

 

 

人間として生きていくことができるかも知れない

子どもたちが大きくなるまでは、私はここにいなくちゃいけない

 

(続く)