こんにちは!
心理カウンセラー*Harunaです。
受験シーズンもいよいよ佳境に入ってきます。
当然、不登校の中学生たちも、それぞれ卒業後の進路を決めていかなくてはなりません。
進路先としては、フリースクールや通信制高校だけでなく、現在は特色のある高校が増えてきました。私立高校と連携して高卒資格が取れるという専門学校などもあります。以前と比べると選択肢に幅が出てきたのではないかなぁと思います。
進学後にすっかり様変わりして、生き生きと勉強や友だち付き合いに励むようになった、という声も聞かれます。自分が学びたいことや目標がはっきりしているお子さんは特に、見違えるような変化があるようです。
色々な事情があって学校に行っていないお子さんや親御さんは、ともすると、周りの同級生と比べてすっかり遅れをとり、何もかもが止まってしまったように感じるかもしれません。でも、そうではありません。着実に歩みを重ねていく力は、ちゃんとお子さんの中にあります。
人間は潜在的に成長を志向する生き物です。お子さんの中には、まだまだ「これから」の光が灯っています。どうかその光の存在とお子さん自身の底力を信じて、【今日できる1歩】を歩んでいきましょう!
【今日できる1歩】が見つからない、という方はコチラからご相談ください。
Harunaが全力でお返事を書きたいと思います!
*
さて、先日、不登校の中3生の面接練習に関わる機会があり、中学校の先生にコツを色々教わってきましたので、皆さんにシェアします。
面接というのは、意欲と人となりを見る場です。受験先の学校の先生が一番気にするのは、「この生徒は、入学後、うちの学校でしっかりやっていけるのか」という点です。今現在、学校に行っていないから、なおさらそこをチェックしたいのです。
中学校では通常、面接のDVDを見たり実際に先生方と練習をしたりする機会があります。不登校の生徒さんでも、先生から面接練習や作文の添削など、受験対策の声がかかるはずです。プリントをもらうだけでもいいです。できる範囲で良いですから、なるべく事前に何かしら準備に取り組みましょう。日中、他の子と一緒に学校で練習するのが難しい場合、放課後に練習の時間を作ったという人もいます。
不登校だから皆と同じことができないのはしょうがない、と決めつけてしまわないこと。今の自分がすべきことを1つずつクリアしていく…自分の人生に対して誠実に向き合う姿勢というのは、そういう所から培われていくし、そんな姿勢こそが面接官にしっかり伝わると私は思っています。
※いろいろな考え方があると思うので、あくまでもご参考としてお読みくださいね。
◯制服を着る
制服のない高校や専門学校を受ける場合でも、在籍する中学校に制服があればきちんとそれを着て行きましょう。理由は、「その中学校の生徒として」受験するからです。季節柄、マスクを着けていくこともあるでしょうが、入室前に外しておきましょう。
追記:2020年以降は、コロナ感染防止のためマスク着用の指示があるかも知れません。
◯10分前には到着する
道中、どんなトラブルがあるかわからないので、時間には余裕を持って行動しましょう。
◯通学の交通手段と所要時間を覚えておく
面接官は、入学後に自分の力できちんと通える生徒かどうかというのをみています。面接で自宅から受験先の学校までの交通手段と所要時間を質問される場合がありますので、簡潔に答えらえるようにしておきましょう。乗継ぎなどを分刻みで事細かに説明する必要はありません。また、例えば電車に乗り遅れた場合のリカバリー方法などもあらかじめ把握しておくと、実際に通う時に安心です。
◯学科や受験番号は暗記
面接の冒頭で必ず聞かれますよね。絶対暗記しないとダメということではありませんが、受験票をチラチラ見ながらしどろもどろに言うよりも、暗記して前を向いてしっかり言うことで、「ここに入りたい」という前向きな気持ちがあることを示せます。
◯堂々と受け答えする
面接官は、態度や声の大きさから意欲の有無を判断するほかありません。椅子には浅く座って背筋を伸ばします。そして視線を合わせて落ち着いたコミュニケーションを心がけましょう。せっかく頑張って答えても、視線が泳ぐと、どうしても説得力に欠けてしまいます。視線を合わせるのが苦手な場合は(けっこう距離があると思うので大丈夫だとは思いますが)、相手の片目だけを見たり鼻のあたりを見たりすると、少しは見やすいと思います。また、返事は「はい、~です」で、「えっと」は使わないほうが無難です。
コメント