タロットを心理学する☆【星(逆):犠牲・取引】

星(逆)

 

 

すごく静かで穏やかで、平和を感じるカードです。

お星さまから降り注がれる柔らかな光は、癒しや神秘的なパワーを私たちにもたらしてくれているようでもありますね。

うん、やっぱりこのカードは大好き~。ブログのタイトルも、このカードからいただきました。

で、このネコちゃん、服を着ていないでしょう?

78枚のカードの中で、数少ない”マッパ”のネコちゃん(*´Д`)

ありのままの自分、完璧に素の自分でいられてる、ってことです。

もうこれだけで神の領域やと思うわ、まじで。

いやいや、完璧に素の自分の状態=内なる自己(神)と繋がっている状態なわけで、これはまさしく神そのもの。

「私は、神だ…」的な?ワンネス的な?

煩悩にまみれきった私など、あと何億年修行したらこの境地にたどり着けるのか…果てしない(T_T)

そしてこのネコちゃんは、誰に知られることもなく、自分の感情の赴くままに、粛々と自らのなすべきことをしています。

誰かの承認や外からの評価を必要としていないのです。

「ただただ純粋に、やりたいからやる。やらせていただく。」

そんな気持ちでいるのかもしれません。

それにしても満たされた、だけどはっきりとした意志も感じる表情…美しい~…・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・

自分の役目を果たせることに感謝し、幸福感に包まれているかのようです。

まさしくライフワークを生きている、って感じがしますよね。

あぁぁぁぁ、「星」への愛があふれすぎて長くなってしまうので、このへんにしておきます(;^ω^)

今日は逆位置で出ているので、このネコさんがやる気を失ってがっかりしている、ということが考えられます。

状況としては、目標を見失ってしまった、実は打算で動いていた、理想が大きすぎてあまりにも現実とかけ離れていたetc. などがありますね。

現状を振り返り、自分のココロもしっかりと見つめて、焦らず希望を紡いでいきましょう。

 

 

【心理学的視点】

何の見返りも期待せず、ただただ自分の感情を注ぎ続ける(内側にも外側にも)、というのが「星」の性質。

それがひっくりかえっているので、「星」が元来意味するところの”与える行為”と似て非なる「犠牲」や「取引」として見ることができます。

●犠牲
本当はイヤだけど、仕方なくやる。

相手のために行動するという点で見れば”与える行為”とよく似ていますが、愛から行うことを「与える」と言い、怖れから行うことを「犠牲」と言います。

表面的には同じ行動でも、その動機が異なるのです。

また、犠牲を元に愛を得ようとすると、「取引」が起きます。

●取引
「これをするから、◯◯してね」という交換条件。

「犠牲」も「取引」も、どちらもその背景には「~~になることを怖れる」「~~にならないと困る」といった怖れや不安(依存心)があるのですが、結局は思ったような結果が手に入らなかったりもするので、続けていくうちに疲弊してしまいます。

いつか「もう無理だ…」という日がきて、それ以上は頑張れなくなるというわけです。

ん…?なんだか最近の私みたい(笑)

ではここで、「星」のネコさんが持っている壺に注目してみましょう。

壺から水がとめどなく流れています。

この壺は、神話に出てくる決して空にならない聖杯の象徴だと言われています。

通常ならば、愛や希望や安らぎがどんどん湧き上がってくるというのが「星」のカードの意味ですが、逆位置、すなわち「犠牲」や「取引」の状態では、その愛や希望は早々と底をつき、自分の内側も外側の世界も枯れてしまうのです。

「犠牲」や「取引」になってるわ…と気付いたら、まずはその裏にどんな不安や恐れが隠れているのか見つめてみましょう。

不安や恐れというものは、たいてい自信の無さから生まれると言われています。

ですから、せっせと自己肯定感を上げ、自分に自信を持てようになることが重要です(私が一番苦手なこと!)。

 

 

得たものが

「束の間の安堵」なら

その行動の動機を

見つめなおしたほうがいい

 

心理カウンセラー*Haruna

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