不登校のお子さんの面接対策(後編)

こんにちは!
心理カウンセラー*Harunaです☆彡

コチラの記事の続編ですよ~↓↓↓

不登校のお子さんの面接対策(前編)

 

専門学校とかだと、学科試験はなくて作文提出と面接だけなんていう学校もあるみたいですね。なかなか勉強を進められなかったという不登校の生徒さんも少なくない中、学科試験がないというのは、実際のところ、受験先を選択する際の決め手の一つでもあったりするようです…。

今年度も、不登校の中3生の面接練習に関わらせていただきましたが、やはり目標をしっかり持っているお子さんはエネルギーが感じられるし、「将来が楽しみだなぁ♡」と思えるような魅力に溢れているように思いました!

さてそんな面接練習ですが、Harunaは受験については素人なので(しつこい?(笑))、中学校の先生にご協力いただき、面接対策について教えていただきました。今回は、不登校の生徒さんに特化した内容でお送りします~✨

 

不登校の生徒さん編

◯適応指導教室ってどんな所

学校は行かなかったけれど適応指導教室に通っていたよ、という生徒さんはその頑張りをアピールしておきたいですよね。そんな時、「あなたが通っていた適応指導教室というのはどんな所ですか」という質問が来る場合があるそうです。不登校の生徒が学校復帰の足掛かりとしたり、自分なりのペースで勉強や集団生活、社会性を学ぶための場であることが説明できれば花マルです。

 

◯学校に行かないかわりに何をしていた?

自分なりに夢中になって取り組んだ事などがあれば、ぜひそれを伝えましょう。家の手伝いや、学校以外の場での活動もOK。目標につながる事ならばなお良しです。特に言えるような事がないと思っても、諦めるのは早計です。「小説をたくさん読みました」「お菓子作りが好きなので、時々作って家族に食べてもらいました」というのでも良いと思います。私のクライエントさんだった生徒さんにイラストを描くのが大好きな子がいて、動物園で動物のスケッチを何枚も描いたおかげで動物の毛並みや骨格が頭の中にインプットされましたと言ったツワモノ(キワモノ?!)も存在します…。

◯不登校になったきっかけ

実際にズバリ聞かれることは少ないかも知れませんが、話の流れで質問されることもないわけではないようです。不登校のきっかけの内容で試験に落とされることはまずありませんから、自分の言葉で簡潔に伝えられるようになっておけばいいでしょう。要は、自分の置かれている状況を客観的に理解できているかということと、それを踏まえた上で今後どのように生きていきたいのかということを、しっかり考えているかどうかがキモのようです。

 

◯体験会やプレスクールの感想

面接官は、「この生徒はなぜうちの学校を選んだのか」ということに興味を持っています。不登校の生徒さんに限らずの話ですが、体験会などの感想はよく聞かれるそうです。楽しかったことや良いなと思ったことを、具体的な出来事を交えて伝えましょう。間違っても、「道すがらにおしゃれなカフェがあったから」なんてホンネをうっかり言わないように気を付けましょうネ(笑) また、不登校の生徒さんの場合は、中学校生活の思い出などを聞くことが難しいですから、体験会などの感想は大事なアピールポイントになるとのことでした。

 

◯頑張りたいこと

くり返しになりますが、面接官は「うちの学校で本当にやっていけるのか。しっかり学んで卒業していけるお子さんか。」というのを見極めようとしています。ある定時制の高校では、中退率がついに30%を超えたという話を聞きました。そう、高校や専門学校は義務教育ではないため留年や中退がありうるのです。当然、入学することがゴールではありませんし、自動的に進級させてもらえるものでもありません。自分の力で学び、単位を取得し続けなければならないのです。そういうシステムだからしょうがないのです。これまで以上に、自分軸や自律心が求められるようになるでしょう。そこのところをわきまえ、入学後、学び続けられるモチベーションを持っているかどうかが重要なのです。

 

◯注意点

答えは簡潔に、が基本です。時系列に沿って細かく話したくなる気持ちはよく分かりますが、面接の時間は限られています。まずは要点をしぼって短く言えるように、話をまとめておきましょう。面接官が「もっと聞きたいな」と思ったら、質問を重ねてくるはずです。言い換えれば、面接官にいかに興味を持ってもらい、ツッコミの質問をしてもらえるか、が面接成功のカギなのかも知れません。

 

いかがでしたか?伝えたい!という気持ちがあれば、上手に答えられなくても大丈夫。笑顔で本番に臨んでくださいね。

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