褒める子育ての落とし穴(前編)

今日は文章の書き方の練習です。敬愛なる我が師匠であらせられる根本裕幸大先生様のブログから、勝手にオマージュ記事を書いてみました。
元ネタとは全然違うテーマですが、内容は皆さんがよく経験しがちな「あるある」のお話なのではないかと思っています。
作家でもある根本師匠の、あの読み手を惹きつける文章の書き方をT(てってー)・T(てきに)・P(パクる)
「学ぶ」の語源は「真似ぶ」って言うじゃない。←わ~!さすが教育系カウンセラー✨
師匠の文章を真似して学びましょうという趣旨です。まさかの超絶ヒマ人な方がいらっしゃいましたら(いないと思うけど)、読み比べてみてくださいね♡

元ネタはコチラ↓

「もしかして彼の愛情にあぐらをかいてる?」と気付いたら~強い彼女と弱い彼氏の避けがたい関係性~ | 心理カウンセラー根本裕幸
* それまでの人生を振り返ってみれば致し方のないことかもしれませんが、自立的に生きてきた人ほど、相手を見下して

 

こんにちは、Harunaです🌟

よく、子どもを褒めましょうと言われますが、みなさんは自分の子どもを褒めるのと注意するの、どっちが多いですか?

そして、褒めるのはよくできた時のご褒美だと思っていませんか?

 

今日は、真面目な武闘派ママが【褒める子育て】で陥りやすいワナについて考えてみます。

 

***

 

相談にいらっしゃるクライアントさんの中で、

「褒めて育てろってよく言うけど、うちの子は怒られることばっかりしてくれるんです~(T_T)」と肩を落とされるママさんによくお会いします。

 

お子さんにいい子になってほしくてほんとに一所懸命なママだなぁ、ずいぶんと色々考えて工夫もしてきたんだろうなぁという風に思います。

で、ママも自身もいい人だし、ちゃんとしてるし、きっと子どもの頃からいい子で頑張ってきたバリバリの自立系武闘派女子なんだろうなぁと、ママさんの正体にもなんとなく勘づいてしまうわけですが…。

 

そう、褒めたくないわけじゃないんです。怒りたいわけじゃないんです。私たちはいつだって我が子を褒めたい。いいことをしたらちゃんと褒めてあげようと思ってるんですよね。

 

でも、あやつらは褒められるようなことをしてくれないんです。「なんか静かにしてるな~」とふと気付いた時には、たいてい部屋の中が大惨事なわけですから、「何してくれとんね~ん(# ゚Д゚)」ってブチ切れるのも無理はありません。

 

事件は現場で起きている、てなもんでしょうか(笑)

 

そういう状態だと、どうしたって子どもの行動を褒めるなんてことは難しいだろうと思います。

それは、今までの褒めポイントの見つけ方とお子さんの状態とがかみ合っていないがゆえにそうなってきたわけで、いくら頭で「褒めて育てるのがいいことなんだ」と思っていても、なかなかそれが実現しないものなのです。

 

とはいえ、これだけで自分は褒める子育てには向いてないと結論付けることは難しく、ママさん自身が元々おおざっぱなおおらかな性格で、「なんくるないさー」と何事も受け止められる器のデカい人である可能性もありますし、なんだかんだ良い親子関係が築けていて、それで安心して子どもが地を出せているのかも知れません。

 

そうは言っても、よくあるケースが「褒めるのは特別すごいことやよく頑張ったときのご褒美だと思っている」という場合でして、昨今、この「ちゃんとしたいママwithちゃんとしきれないのでちっとも褒めてもらえない子ども」問題が、そこかしこで聞かれるようになったように感じます。

え?うちがそうだから似たような親子が集まってくるの?え?そうなの?え?(汗)

 

この「やって当たり前のことは特に褒められるに値しないというルールを我が子に適用する」というのも、武闘派ママであれば無理のないことだろうと思います。

 

あれこれ先読みして、きちんと行動することができる武闘派ママ。

頭の回転が早く、ちゃっちゃと動くことができる武闘派ママ。

姐御肌で、「わしに任せんかい!」と人生の荒波を渡って来た武闘派ママ。

幼少期から各方面で戦闘に巻き込まれながらも図太く生き残って来た傭兵のような武闘派ママ。

仕事もバリバリできて、家事もPTAも町内会も嫁としての振る舞いにも抜かりない武闘派ママ。

モットーは「人の期待を上回る成果を出すこと!」の武闘派ママ。

いかに最低限のコストで最高のリターンを得るかを頭の中で瞬時にはじき出せる、頭脳系武闘派ママ。

 

それに対して、なんと浅はかでちゃらんぽらんな息子&娘よ。

 

「私、こんなに一所懸命言ってるのに?!なんでこの子は学習しないの?これじゃ、まるで私がちゃんとしつけしてないみたいに思われるじゃない。」と子どもの食べ残しで自らの夕食をちゃっちゃと済ませる合理的武闘派ママからすれば、我が子と自分の将来はお先真っ暗のようにしか思えないのかも知れません。

 

まぁ、無理なきこととはいえ、「並大抵のことでは褒められるに値しないルール」が標準装備されているとなると、先ほど冗談交じりでお話した「また事件が起きとるやんけー(# ゚Д゚)」という心理が出てくるのも道理でございまして、結局、それ前も注意したよねとか、やる前にやっていいか考えろよとか、私を怒らせようとしとんのかとか、挙句の果てには反抗的な態度で逆ギレされて、とうとう「寺に預けて根性を叩きなおしてもらうしか道はない」といったような騒ぎになるわけです。

 

「ああ、自分もそうなりそうだわ…」と思う武闘派ママのみなさまは、日々の自らの行動を振り返ってみると良いでしょう。

 

  • 「◯◯やりなさい」と何度言っても動かないので「いい加減にしなさーい!」と最終的にカミナリを落とす。
  • 怒られてから慌ててやるんだったら、はじめに言われた時にやっとけばいいのにと思うし、本人にもそう言っている。でもいつも同じ。
  • なんでこんな当たり前のこともできないの?と思うことがある。
  • 上手にできたり、よく頑張ったりしたときには、本当に心から褒めてあげている。
  • せっかく始めはいい子でも、途中から騒ぎ出すので、結局怒って終わるというパターンに陥る。
  • 兄弟喧嘩するなら離れなさいと言ってるのに、離れない。だったら喧嘩すんな!私に仲裁を求めにくるな!
  • 他人の子だったら、「それぐらいいいのよー、子どもらしくて」と思える。
  • お手伝いを頼んでも雑で微妙な仕上がりなので、「ありがとう」という言葉に気持ちがこもらない。
  • というか、自分の仕事が増えるだけなのでお手伝いを頼む気にならない。
  • 問題を起こさない、言われたことをちゃんとやる、のが普通。
  • うっかり褒めたら、うちの子は「この程度でいいんだ」と手抜きを覚えてしまうような気がするからうかつに褒められない。
  • いくら「言われたことをやった」とは言え、さんざん文句を言い態度も悪かったので、そんな状態では褒められない。
  • 人さまに迷惑をかけるのだけはやめてくれと何度もお願いしている。
  • もともと、褒めるのはなんか苦手。
  • 褒め言葉をあまり知らないし、自分が褒めるとどこか白々しい感じがする。
  • 子どもを褒める時に頭をなでなですることはできるが、ハグは無理っす。
  • 一度頑張って褒めたら、子どもがきょとんとしたり嫌がったりしたので、うちの子は褒められるのがあまり好きじゃないんだなと思っている。

 

「そこまでは思ってないけど…(苦笑)でも、ちょっとはそう思ってる(笑)」という皆さんは、もしかすると「やって当たり前のことは別に褒めるようなことじゃないと思っている(思ってきた)」という状態かもしれません。

 

そうすると、やはり、我が子の様子を見て褒められそうなポイントを見つけたり、実際に褒めたりすることが難しくなるんですけど、でも、しょうがないんですよね。

やってほしくないことを注意するのが精一杯だったんですから。ちゃんとしたいママだからこそ、子どもが褒められるようなことをしてないのに褒めようとしたって、無理があるわけです。

 

で、例によって少し内面を掘り下げてみようじゃないか!という話になるんです。

 

長くなるので、気になる続き(え?気にならない?)は、後編で(^^)

褒める子育ての落とし穴(後編)
文章の書き方の練習、後編です。敬愛なる我が師匠であらせられる根本裕幸大先生様のブログから、勝手にオマージュ記事を書いてみました。 ○師匠の元ネタはコチラ ○前編の記事はコチラ *** で、例によって少...

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