カップ3(逆)
カップの3のカードは、共に助けの手を差し伸べたり、逆に助けられたりする絆の築かれた人間関係を示しています。
ワイングラスを掲げて、いかにも「パーリーピーポー🎶」なカードですね。
このように私たちは、嬉しいことも悲しいことも分かち合いながら、お互いの愛を感じ安心感に満たされていきます。
今日は逆位置で出ているため、このような人間関係からの疎外感や孤立感を示していると考えられます。
日常的には、仲よしの友だち関係が壊れてしまうことや、肝心な時に助けてもらえないような経験をすることを暗示しているという人もいます。
また、時には享楽に耽っていることへの警告として出る場合もあります。
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【心理学的視点】
私たちは、生まれるとすぐへその緒を切って母体から切り離されます。
これが、分離の感覚や寂しさの原体験であると言われています。
寂しさと向き合うのはなかなか難しいもので、つい目を逸らしたり、何か他のもので埋めようとし、でもすぐに虚無感に襲われてより一層寂しさに苦しむ、という負のスパイラルに陥った経験のある人は少なくないと思います。
この寂しさから抜け出すには、簡単に言うと「自己充足」がカギとなります。
師匠の根本先生によると、自己充足とは、自分で自分を満たすことだそうです。
〇好きなこと、ワクワクすることをやる
〇自分が笑顔になれることを日々意識してやる
〇楽しい時間、嬉しい時間を増やす
〇幸せを感じられることをする
内的充実感とも言えますし、内側から湧き上がる喜びを素直に実践することでもあります。もっと言うと、ライフワークを生きることにもつながっていきますね。
このように、寂しさは自分の内側で解決していくのがセオリーではありますが、そもそも「自分の好きなコトが何なのかがわからない」「ワクワクするって、ナニソレオイシーノ?」というくらい感情がマヒしている方もいらっしゃるかも知れません。
そういう時は、まずは自分とのつながりを取り戻すこと、すなわち自己肯定感を上げ自分軸を取り戻すことを目指していきましょう。
自分の気持ちを感じ、受け入れ、自分の心の声と対話する姿勢が重要です。
瞑想、身体を癒す、自分が笑顔になることをするetc.、今できることをひとつずつしていくことです。
昨日のみちしるべメッセージにも共通するテーマです!
そうやって、自分とのつながりを取り戻せて来たら、次は自分から他者に対して愛の架け橋をかけていきましょう。
人とのつながりというものは、一方的に与えてもらうだけではなく、自分からも相手に与えるという、相互的な関わりを意味します(win-winの相互依存の状態ですね)。
お互いに対等な立場で、与え/与えられる関係。そこから得られる安心感や幸福感。
これこそ、カップ3の表す世界観に他なりません。
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寂しさや孤立感は
外から埋めていくのではない
自分の内側から満たしていくのだ
心理カウンセラー*Haruna
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