タロットを心理学する☆【愚者(逆):直感様の出番】

愚者(逆)

 

みんな大好き♡アホアホマン(^^♪

・アホで良し
・怖れるな
・自分を信じて飛び込め

そうやって、私たちが本心から望む生き方をすることを後押ししてくれるカードです。

私たちは本来自由な存在であり、これから先、何者にだってなれるのです。

「愚者」は、理性やこれまでの知識・経験(心の傷でさえ)を放棄したわけではなく、それらを持ちながらも、支配はされていません。

自分の情熱や直感を頼りに羽ばたこうとする、それが「愚者」です。

周りからどう見られるか、何と言われるかは気にしない。

他人からアホだと笑われるかも知れませんが、本人はそんなことはどうでもよく、100%の自分を生きる幸せに包まれているのです。

そのような意味で、「愚者」は自由なのです。

逆位置で出ると、その情熱や直感を、自分で信じていないということになります。

・怖気づいて肝心なところで行動できない。
・無謀な行動に出て自滅する。

そんな意味になります。

 

【心理学的視点】

逆位置の2つの意味は、一見、矛盾しているように見えますが、自分の直感を信じていないという点において、根っこは同じです。

心が「これだよ!」って言ってるのに、色々な情報(己の欲や恐れ)に惑わされて決心がつかない状態。

あるいは、

心が「これは違うよ!」って言ってるのに、色々な情報(己の欲や恐れ)に惑わされて突っ切ってしまう状態。

ね、同じでしょ?

ちなみに、「コレにする」ということだけが「決める」ではありません。「コレにしない」ということも「決める」ことにあたります。

 

私たちが<物事を決める>というのは、根本師匠が言うには、

①女性性(直感や感覚)で答えを出す。
②男性性(思考)で理由付けをして「えい!」と決断する。

という流れになっているそうです。(ちなみに最後の「えい!」はけっこうエネルギーを使うので、男性性の担当らしいです。)

この女性性と男性性のバランスが崩れていると、なかなか決められずに迷ってしまうのだと言えそうですね。

「愚者」の逆位置は、この女性性の部分が足りてないよとか自分を見失っている他人軸の状態だよというメッセージに相当するのかも知れません。

YESかNOかは0.3秒で答えが出ているはずなのに、それをキャッチできないほど感覚がマヒしているか、強い怖れや執着があるか…。

いずれにせよ、「愚者」の逆位置が出た時は、自分の直感が何かに隠れて見えなくなってしまっていないか、振り返ってみると良いかも知れません。

直感を上手く掴めていないのなら、直感を感じ取る練習。

怖れがあって素直になれないのなら、その怖れから自由になる。

そうやっていくうちに、誰でもアホアホマンになれるのです。

 

なんだかんだ言って

自分を

信じられないだけなんだよね

 

 

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