【お悩み相談】試験に合格したのに喜べない

ココロノマルシェ

あなたのココロとカラダを花マルにする、
小顔セラピスト兼タロットカウンセラーの
はるなです。こんにちは~^^

今日も『ココロノマルシェ』に回答しますよ~。

※『ココロノマルシェ』
心理カウンセラー根裕幸本師匠の
お弟子さんたちが回答する、
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誰でも無料でご利用いただけます。

ご相談内容

試験に合格したのに喜べない

ご相談者 くるみさん

先日、約1年間勉強してきた資格試験に無事合格しました。
合格した瞬間はすごく嬉しかったのですが、だんだん自分が合格して良かったのかという気持ちになってきました。
一緒に受験した仲間たちはみんな私よりレベルが高く、そんな人たちと自分が一緒に合格していいのかなぁという気持ちになってしまいます。
なんか、自分がズルをしている、悪いことをしている気持ちになってしまいました。
合格という結果に差があるわけないのですが、自分の合格はオマケなんじゃないか、温情じゃないかと思ってしまいます。
そして、合格を素直に喜べない自分を良くないと思ってしまいます。
どうすれば素直に喜べるのでしょうか。
アドバイスいただけたら幸いです。

元のご相談文はこちらです

回答

はじめに

まずは、合格おめでとうございます!
1年間努力した成果ですね!!

とにもかくにもめでたいことですから、
乾杯しましょう、乾杯~♪

乾杯はシャンパン派です( *´艸`)

くるみさんだって、
たとえばもっと子どもの頃は、
自分の成功や嬉しい出来事を
素直に喜べていたと思うんですよね…。

それなのに、
ズルをしてるとか、温情だとか言って
素直に喜ばないように仕向けている”心の声”は、
自分の心を傷付きから守るための

”エゴちゃん”
(エガちゃんではない!)

だと捉えることができるかと思います。

いつかのどこかのタイミングで、
自分の成果を素直に喜んだ時に、
何かイヤな思いをしたことがあって、
(誰かに「その程度で…」と笑われたとか)
それ以来、素直に喜ぶことを
自分に禁止してしまったのかも知れないな…と
と思ったりしています。

頑張り屋さんな人はだいたい無意識にこういった”エゴちゃん”が暗躍しがちです。
そしてその多くは、自分に厳しい完璧主義や自己肯定感が低めな傾向がセットになっています。

今回、くるみさんは、
自分がそういう状態だということに気が付いたんですよね。
それってすごいことなんですよ。
何十年と気が付かないままの人もいますから(私です)。

なので、この時点ですでに
半分は抜けられたと思っていいですよ^^
自分の状態を客観的に認識できたのだから、
あとは「気付いた時点で変える」ことを心掛ければいいのです。

つまりは、
①自分の価値を認め、受け取る。
②色んな場面でエゴちゃんは出てくるものなので、
 その都度気持ちの切り替えを意識する。
③目の前のやるべきことに打ち込む。
④エゴちゃんに感謝してバイバイする。

④は、エゴちゃんが生まれた経緯がよくわからないので、取り組むべきかそうでないかは何とも言えません。

なので、①~③についてお伝えしていきたいと思います。

自分の価値を認め、受け取る

「当たり前」と思っていることこそ
その人の長所や才能だと言われています。

たとえば、
私はコツコツ地道にやることが大の苦手です。
(ラジオ体操は2日で終わるタイプ)

なので、くるみさんのように
実直に努力を重ねられる人のことを
ただただ尊敬してしまいます。

そういう部分は、くるみさんにとっては
どうってことないかもしれないけど、
長所・才能と言えると思います。

あるいは、
「いやいや、自分もコツコツが苦手でね…」と
思いつつコツコツ頑張ったというのなら、
何よりその自制心が素晴らしいですし、
気持ちを保ち続けるために色んな工夫をしたでしょうから、
アイデアマンだし実行力もあるとも言えますね。

誰かと一緒に勉強したりしたのなら、
人間関係を作る力やコミュ力、人望もありますよ。

こんな風に、合格を手にするまでには
じつはたくさんの能力を駆使してきたはず。

資格に関する専門的な知識やスキルはまだまだでも、
【総合的な人間力】がくるみさんには備わっています。
それは、専門知識にも劣らない素晴らしい価値です。
そこをしっかり見つめましょう。

気持ちを切り替える

”エゴちゃん”は、いつでもどこでも出てきます。
だから、悩むべきことならしっかり悩んでいいですよ。

だけど、悩みっぱなしは良くありません。

感情は、ネガティブなものからポジティブなものまで
たくさんありますが、
放っておくと、どうしてもネガティブなほうへ
引っ張られやすいので、
しっかり悩んだら、ちゃんと浮上してくることが大事。

無理にポジティブになる必要はありません。
ゼロ地点、ニュートラルになればじゅうぶんです。

「はっ!今ダークサイドに落ちてたわ!」
「はいはい、エゴちゃんが出てきたね」
と気が付いて、
【戻ってくる】ということを心掛けてください。

ネガティブになるたびに、
何度でも何度でも戻ってきてください。
これはもう練習です。

その時に、自分自身にかける言葉は、
さきほどの自分の長所や価値を使うのです。

もしこうやって沈んでいるのが
友だちだったら、自分は相手に
どんな言葉をかけて励ますかな?

そういう風に自分を客観視して、
考えるとわかりやすいですよ。

「どーせほんとはズルしたんでしょ。」
「それ、温情だから感謝しな。」
なんて叩きのめすようなこと
絶対に言うわけないですよね。

でも、自分にはそんなひどい言葉を
平気で浴びせかけてしまうの。。。
どうしてでしょうね(´Д⊂グスン

やるべきことに打ち込む

実は、私もくるみさんとは状況は違えど
似たようなことで悩んだことがあって、
その時にもらったアドバイスをお伝えしたいと思います。

私が前職に就いた当時は、
ちょうど就職氷河期真っただ中だったのですが、
練習のつもりで受けたら
なんと採用になったんです。

…と、こう書けば
ものすごい自慢っぽく聞こえますけど、
実際は、補欠の繰り上げ当選で、
本来の合格者が辞退したことによる
いわゆる『タナボタ』ってやつです。

ちょうど今頃の時期でしたかね…
突然ソームから電話がかかってきたの。
…( = =) トオイメ目

周りの同期は皆、ものすごい倍率を勝ち抜いて
実力で合格した人たちばかりで、
『即、幹部候補生✨』みたいな人もいて…。

>そんな人たちと自分が一緒に合格していいのかなぁという気持ちになってしまいます。

というのが、ほんとにもう、
「うんうん、私もそう思った!」とうなづきまくり。

それで、当然自尊心も低くなりますし、
「私が足をひっぱってはいけない」とか
「実力では足りてないから、
 人一倍頑張らなきゃいけない」とか
できないヤツだとばれるのが怖くて毎日心臓バクバクでした。

でも、どんなに頑張っても、
周りが認めてくれたとしても、
自分は本当は合格していないという
ある種の”負い目”みたいものは消えません。

「やっぱりコイツは仕事ができない」と
思われていないか常に不安でしたし、
上手くいかないことがあると
他の人がやったほうが良かったんじゃないか、
と申し訳なくて自分を責めたりもして
本当にしんどかったです。

数年たった頃に、当時のブチョーさんに
そういう思いを話したところ、
ブチョーさんはこう言いました。
(だいたいこういう意味だったかなーという記憶)

「繰り上げであろうと、採用されたのは、
求められた基準をクリアしたから。
ただ、それはゴールではなく、
スタートラインに立ったということ。

同じ道、同じ経験をする人は誰もいない。
ここから自分がどんなキャリアを作っていくか、
職業人として自分がどんな人間になりたいか、
それを考えて学び続けることが大事なんだと思う。
日々、自己研鑽だよ。」

当時の私はまだまだココロの余裕がなくて
この言葉に込められた思いの半分も
理解できていなかったと思います。

だけれども、
自分がどう在りたいかという
”これから”の部分を見つめて
それに向かって誠実にやるかどうかが大事であって、
(時に他者と比較して)
いわゆるレベルが高いか低いかといったことは
(何をもってそう判断するのかも知らんけど)
それによってどうのこうのと単純に言えるものでもなく、
世の中はそういった面に関して、
案外、寛容な部分もあるのだなと思ったことを覚えています。

そりゃ、たとえば、
合格ラインが70点の試験があったとして、
満点で合格した人と70点で合格した人とでは、
同じ合格でも、その試験においての優劣が
あるといえばあるのかも知れません。

でも、
そこから先の学びや経験の仕方、選択によって、
それぞれがそれぞれの成長を遂げた姿は、
比較のしようがないものになっていきます。

そもそも、お友だちはぶっちぎりでクリアだったのか、
逆に、すごそうに見えてるだけで実は同じようなレベルなのかは知る由もありません。
もしかしたらくるみさんの自尊心が低くて、
自分の能力を低く見積りすぎているのかも知れないし。

本当のところはどうなのかわかりませんし、
それを知ることに意味もないと思います。

たった1つだけ明確な事実は、
社会がその資格に求める基準を、
くるみさんはクリアしてスタートラインに立った
ということです。

大切なのは、これから先、
その資格をどう活かせる人になっていくのか
目標を持って自分を磨いていくこと。

その姿勢と成長のプロセスを
社会はくるみさんに期待しているのだと思いますよ。

ちなみに、ブチョーさんはこうも言いました。

自分には能力が足りないのでは
という気持ちは、
謙虚さという武器でもある。

”エゴちゃん”が適度に働いてくれれば、
謙虚さという長所にも変身してくれます。

だから、
”エゴちゃん”と上手に付き合って利用する術を
身に付けていってもらえたらなと思います。

くるみさんなら大丈夫!
”エゴちゃん”に飲み込まれないようにね!


タロットからのメッセージ

大アルカナ・正義

正義

資格の合格とあなたの実力は
ちゃんと釣り合っていますよ。

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