【お悩み相談】強烈な劣等感はどう癒せばいいのでしょうか?

 

感情は行動力の源です。
自分の感情を抑圧していると、
次第に生きる力そのものが無くなっていきます。

ツラいものはツラいのですから、
紛れもなくそれがSさんの本音。

そのツラさを誰かと比べることも、
まして優劣をつけるなんてこともできません。

今からでも遅くない。
そんな抑え込んできた感情を、
少しずつ解放していきませんか。

世界でたった一人の大事な大事な自分だから、
大切に丁寧に優しく扱ってあげたいなって思います。

 

Haruna
はるな

こんにちは^^
ずっと一人で頑張ってきたアナタを幸せに導く、
慢性肩こりの声を聴くセラピスト兼タロットカウンセラーのはるなです^^。

 

今日も『ココロノマルシェ』に回答します。

※『ココロノマルシェ』
心理カウンセラー根裕幸本師匠の
お弟子さんたちが回答する、
無料オンラインカウンセリングです。
誰でも無料でご利用いただけます。

ご相談内容

強烈な劣等感はどう癒せばいいのでしょうか?

ご相談者 Sさん

幼い頃から仕事で家にいない父と
病弱で入退院を繰り返す妹と
脳梗塞から寝たきりの祖母と
妹と祖母の世話で手一杯な母の元育ってきました。
躾には非常に厳格な両親にによって
「お姉ちゃんだから我慢してね」
「お姉ちゃんだから良い子にしてね」
と、まるで呪いのように躾られ
物心つく前から親には甘えられず、親の前では良い子でいるように務め
自分の誕生日プレゼントさえ欲しいものを強請ることが出来ず育ちました。
小学校高学年になったころ、父は莫大な借金を背負い
会社を売り、家を売り、安いアパートに引越し、職を変え、母も働きに出るようになり
疲れた父は無言で、疲れた母は小言、嫌味、ヒステリーが多くなり
機嫌がいい時も妹が独占していて
私は家事の手伝いだけ済ませて部屋に閉じこもっていました。
中学生の頃、学校でイジメられても親にも先生にも相談できず自殺未遂をした事もあります。
高校生になった頃に全てに嫌気が差し、いわゆる不良になり家にも帰らなかったりしましたが
それでもアルバイトで稼いだお金を家に入れたりもしていました。

待ってても誰も愛してくれない
誰も私を助けてくれない
助かりたいなら自分で何とかするしかないとたった1人で走り続けてきました。
心を許せる友人もいません。
どうせいつかみんな裏切ったり離れて行くと思っています。
離婚も経験して、どんなに自分に夢中な男でもいつかは愛が冷めて大切にして貰えないと思いました。
好きなものを何でも買ってもらえる裕福な家庭の子が羨ましかったし
親の愛を独占していた妹が妬ましかったし
世の中にはもっとひどい人生でツラい人もいると思って
最低ではないと信じ込ませて生きてきましたが
今三十代の後半にもなって
再婚もできず、子供も持てず正社員にもなれず、前夫による借金も抱えて
幸せそうに家庭を築いている人が羨ましく
お付き合いしていたロックマンにも浮気されて
毎日惨めで辛いです。
根本先生のブログを読んだり、著書も読んで何とか自分軸になろうとしていますが
抑圧しすぎて、そもそも自分で自分を喜ばせる方法が分かりません。
何をしても世間の最底辺にいるなという感覚を誤魔化しているだけのように感じます。
自分で自分を満たせるのは食事だけで、過食も止まらずどんどん太ってより自己嫌悪に襲われます。
劣等感を手放し、自分軸を取り戻すにはどうしたらいいのでしょうか?

ココロノマルシェ

 

回答

Sさん、はじめまして。
根本師匠の弟子の一人のはるなと申します。
ココロノマルシェへのご相談、
ありがとうございました。

根本師匠の考え方に触れ、
自分には自分軸が必要だと気が付かれたんですね。
そこに気が付いたのはさすがだなと思います!

で、きっとブログや本にかいてあることを
色々と試されたんだと思いますが、
うまく進まない感じがして困ってしまったのですね。

自分軸で生きる。
私もまだ道半ばですけど、
私なりに他人軸・依存の時期を卒業するまでを
どういう変遷をたどったかな…と思い出しながら
お返事してみたいと思います^^

 

Sさんの現在の状態

Sさんの状況として、
>抑圧しすぎて、そもそも自分で自分を喜ばせる方法が分かりません。
という所が大きいのかなと思います。

抑圧しすぎて、自分の感情がわからない。

自分の感情がわからないのは、
過酷な環境の中で必死に生きてきた証だと
私は思っています。

自分の感情をいちいち感じていたら
前に進めないでしょ!
過去の私はそんな風に思いながら、
感情を切り離して生きていました。
Sさんはどうでしょうか。

相談文をざっと見ただけでも
こんなにもたくさんのことが並んでいます。
かいつまんで短くまとめられているものの、
その一つ一つに、
それはそれはたくさんの血と汗と涙が
詰まっているであろうことは容易に想像できます。

自分を喜ばせる方法がわからないとのことですが、
これは、感情を切り離してきた副作用と言うか、
”自分という存在の感覚”を見失っているためだと
言えるかも知れません。

あまりにも多くのモノを押し込めてきたがために、
Sさんの心の中はぎゅうぎゅう詰めになっていて、
与えられたモノを受け取る空きスペースや
心が喜ぶ(=動く)ゆとりが無くなっているのではないでしょうか。

また、仮に、たとえ喜んでいたとしても、
それすら感知できないほどに
心が遠い存在になっているとも言えるかも知れません。

それだけ”自分”をボロボロにしながら
今日まで健気に頑張ってきたんですよ。

ですが、感情は良くも悪くも行動力の源です。

自分の感情を抑圧していると、
次第に生きる力そのものが無くなっていきます。

Sさんは今、ガス欠寸前なのかも知れませんね。

 

あえて誰かを頼るという選択

>自分で何とかするしかないとたった1人で走り続けてきました。

自分だけを頼りに生きてきたSさんでしたが、
こうやってココロノマルシェに相談をしてくれた
ということは、

これ以上どうしたらいいの?
もう、一人で頑張れない…

そんな風に本能が感じたからかも知れません。
「助けて」と声をあげることは、
とても勇気のいることだったと思います。

自分軸になりたい、
自分の長所や魅力を活かしながら
生き生きと自分の役割を果たしていきたい、
そんなSさんの必死の決意も伝わってきそうです。

今回、「誰にも頼らず一人で頑張る」という、
今まで必死に握りしめてきたルールを手放せたことは、
とても大きな一歩です。
私はこれがなかなかできませんでした。
Sさん、すごいです。第一関門、突破ですね^^
どうか自分を褒めてあげてくださいね。

これからSさんは、
自分一人で頑張るのではなく、
誰かを頼り支えてもらう経験を通して
過去に満たされなかった感情を
満たしていくのだろうと思います。

そうやって心のエネルギーが溜まってきたら、
次に自分で自分を満たすことに取り組みます。
いわゆる「感情の解放」と言われるもので、
過去に抑圧してきた感情と向き合い、
それを表に出して燃やし切る作業です。

後でまた書きますが、練習と慣れが必要です。
やはり、はじめのうちはカウンセラーなどに
リードしてもらいながらやることで、
少しずつコツが掴めると思います。

感情の解放が進むと、
”自分という存在の感覚”が戻ってきますから、
それが、自分軸の確立につながります。
だから焦らず一歩ずつ進んでいってください^^

私も同じですよ。
峻烈な自己否定、無価値感、劣等感、その他、
ありとあらゆるネガティブ感情の巣窟でした。
他人軸からずっと抜け出せなくて、
自分が何者なのか分からなくなっていたと思います。
なんか変だと思いながらも自分をごまかす日々でした。

まぁいろいろあって観念してカウンセリングを受け、
自分が目を逸らしてきた”過去”を見つめ、
繰り返し自分自身と向き合いました。
涙と鼻水もたくさんたくさん流しました。

今でも行きつ戻りつしながらですけど、
少なくとも、
自分自身とつながっている感覚はあり、
「私を生きている」という実感があります。

当時の私の原動力は、

こんな所でくすぶっているような私ではない!

という、自分自身へのブチギレだったような気もします(笑)

そう。
感情は行動力の源なんです。

 

どんな感情もあっていい

生まれてたかだか10数年の間に、
あまりにも厳しい経験を重ねてきたSさん。
「大変」という言葉では簡単に片づけられないけど、
本当に大変な環境の中でよく頑張っていらっしゃいましたね。

「お姉ちゃんだから」って言われたら、
もうそれ以上、何も言えないですもんね…😢
「私って何のために存在してるんだろう?」って
考えたりもしたかも知れませんね。

お父さんもお母さんも、小さなSさんにたくさん助けられてきましたよ。
妹さんも、Sさんが我慢してくれたおかげで寂しい思いをせずに済みました。
でも、家族たちは自分のことで精一杯で、
ちいさなSさんの気持ちには
なかなか気づいてもらえなかったんですね。

反抗期にグレられたのはせめてもの救いですが、
それでもバイト代を家に入れるなんでえらすぎますよ。

Sさんにしてみれば、
犠牲になる、利用される、搾取される、
そんな気持ちすら味わっていたかも知れません。

Sさんがいなければ皆どうなっていたか!
家族のためにこんなにたくさん与えてきたのに、
「あんたたち、わかってんの?!」って
Sさんに変わって怒鳴り散らしてやりたくらいです。

>世の中にはもっとひどい人生でツラい人もいると思って
>最低ではないと信じ込ませて生きてきましたが

他の人のほうがもっとツラい、って、
必死に生きてきたからこそ言える言葉ですよね。
Sさんの思慮深さや謙虚さ、我慢強さが伝わってきます。
健気だなぁ、って思いました。

でもね、他人のほうが…なんて
抑えて我慢しなくてもいいんですよ。
だって、ツラいと思ったんだもの。
こんな人生は最低だ、って思ったんだもの。
その怒りや悲しみに優劣なんかありません。
紛れもなくSさんの本音です。

ツラかった、
しんどかった、
苦しかった、
寂しかった、
ありがとうと言ってほしかった、
助けて欲しかった、
守ってほしかった、
楽しく笑い合いたかった、
なんで私だけこんな思いをするの?!
なんで???

今からでも遅くないですから、
そんな抑え込んできた感情を、
少しずつ解放していきませんか。

感情を解放するというのは、
その感情を感じ切るということです。

>何をしても世間の最底辺にいるなという感覚を誤魔化しているだけのように感じます。

抑圧というのは感情にフタをしているだけなので、
消えてなくならないのはもうご存じですよね。

その感覚を感知して言語化できるSさんはすごいです。
きっと、もともと頭の良い人なんだろうなと思います。
ほんとにおっしゃる通り。

「羨ましい」「妬ましい」「惨めだ」という表現が
文中に出てきていますね、これはとっても良いことです。
今まで抑圧してきた感情が少し顔を出し始めたというか、
もう抑えきれなくなってダダ洩れし始めたというか…。

あとは、それを感じ切るんです。

感じ切ってしまえば、
「あんなことあったな」と思い出すことはあっても、
その感情を現在進行形で感じてまたしんどくなる、
ということがなくなります。

そればかりでなく、
そこからの学びを得たり、感謝したり、
ということができるようになってきます。

それはつまり、その出来事に対して
ニュートラルでいられるようになることであり、
それこそが「癒し」と言われる状態です。

簡単に言うと、

なんか、あんまり気にならなくなってきたわー

っていう感じです!

私じゃなくても、他の誰かでもいいので、
一度カウンセリングを受けてみて、
感情を出すことにチャレンジしてみてほしいなと思います。
慣れれば自分一人でできるようになりますよ^^

そして、こういうことはある程度の慣れも必要
思考や心のパターンクセというのは、
長年の繰り返しによって定着してきたものですから、
いきなり劇的に変化するものではありません。

私が本当に自分が変わってきたなと実感したのは、
1年ぐらいたってからでしょうか。

今でもつい自分と人を比べてしまうし、
そのたびに劣等感が湧くこともたくさんありますが、
湧いてきた劣等感をその都度燃やして、
「人は人、私は私」という境界線を引くことで
一応、ニュートラルな自分に戻ることはできるように
なってきました。
これだけでも、すごく生きやすくなったと思います。

もちろん、みんながそうだと言うつもりはありませんし、
Sさんも実際の状況がどんな感じかもわかりませんが、
ご自分にあったペースでじっくりと進めていただけたら
いいんじゃないかなと思います。

 

これからのこと

もし私がSさんのお手伝いができるとしたら、

1.心と身体を休めて自分の感覚を取り戻す
2.抑圧してきた感情を解放する
3.Sさんの本来の価値や才能を知る
4.それを社会の中で活かす方法を見出す

といった流れで進めていくかなぁと思います。

1番、2番のステップでは、
今までの経験や家族について掘り下げたり、
感情との付き合い方を練習したりしながら、
Sさんという人間をもう一度土台から
補強していく作業になります。

3番、4番あたりになってくると、
自分の本質(自分らしさや特徴)を客観的に捉え、
在り方や生き方を選択できるようになっていくと思います。

ちなみに、
Sさんは、肩こりや腰痛はないですか?

感情を抑圧している人は、
全身の筋肉がガチガチになっている、
というのが私の持論です。
(自分の経験です、はい)

感情が生まれる場所は「丹田」という
おへそのあたりだと言われていますが、
そこに力を入れてぐっと抑え込むので、
お腹や腰回りがこわばっていきます。

そして、
感情を感じるのはハートの部分なので、
そこでも抑圧が働くと、
肩まわりや首のあたりがこります。

言いたい言葉をぐっと飲み込むと、
やはり喉、首が緊張します。

そうやって、感情を押し込めるために、
物理的に全身に力を入れて固めているわけです。
名実ともに「鎧を着ている」んですね(笑)

だから、
いざ感情を外に出そうと思っても、
体がカチコチのままだと、
スムーズに出てこないことがあります。

そのような場合には、
体の緊張を緩めてリラックスすることが有効なので、
そういった意味でも、
先ほどの1番目のステップの
「心と身体を休めて自分の感覚を取り戻す」
という部分がとても重要になってくるわけです。

ちなみに、もう少ししたら、
骨格調整のセッションも始める予定です。

【全身骨格調整の特徴】
☑骨格に直接アプローチし、長年蓄積してきた全身の歪みを正しい位置に戻します。
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(ボキッとかぐりぐりとかは一切しません)
☑お一人お一人の特性に合わせたセルフケアを伝授します。

東京周辺にはなりますが、
ご縁がありましたらぜひ^^

Twitterでも、
その場で簡単にできる肩こりや頭痛改善の
ワンポイントをつぶやいていますので、
良かったらそちらも見てみてくださいね。

最後はなんだか宣伝みたいになってしまいましたが、
要は、今はものすごく苦しい状況だと思うけど、
その苦しさに気が付くことができたSさんは、
「こんな私でまぁいいか!」と思える日が
きっと来るよという応援の気持ちでいっぱいです、
ってことが言いたかったのです^^

 

回答は以上になります。
Sさんの幸せをお祈りしています^^

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