こんにちは!
うん年ぶりに横浜に来てウキウキしている心理カウンセラー*Harunaです
今日は、日本LD学会第28回大会(於:パシフィコ横浜)に参加してきました。
ま、行って話を聞いてくるだけなのですが。
会場が横浜ということで、気持ちは元町・中華街のほうに傾いているわけですが。
*
第1日目に勉強したことの覚書です。
①小学生の読みの定着を図る指導
特に1年生のひらがなの読みを、1学期から計画的に手厚く指導する。
<松江市の取り組み>
1学期:読みの状態をチェック
夏休み:家庭でデコーディング指導
フラッシュカードで文字と音の一致のトレーニング
『毎日くり返し、3週間以上継続』
2学期:言葉に親しむ授業
「言葉っておもしろい!」
この実践が目指すものは…
★支援者側の意識を変える
(学校体制として1年生の指導を手厚くする)
★認知の土台となる「体」を育てる
そのために…
★管理職の積極的な関与
★教育委員会のバックアップ
②体やことばを育てる取組み例
読み書きやコミュニケーションなどの学習の土台として、体の感覚や運動機能の発達が重要な意味をもつ。中でも、「基礎となる感覚」がとても大切。
すなわち、
①前庭感覚
②固有感覚(運動感覚)
日常生活の中には、これらの感覚を活用する動きがたくさんあるため、普段の生活の中で意識的に行うようにしたい。
<ひらがなに親しむ活動>
★ことば集め(特殊音節)
★しりとり、クロスワード
★なぞなぞ
★あいうえお作文
★音読教材による音読
★デコーディング など
<体づくり>
★組織的に取り組む
(学校経営の重点に位置付ける)
★教科の中に取り入れる
(毎回の体育の冒頭に組み込む)
★遊びに働きかける…校庭の遊具等
(チャレンジタイム、チャレンジ週間等)
★体づくりの日常化
校内放送で一斉に。
授業の挨拶の統一。
日常活動の意識化。
★環境づくり
校内にツールを設置
★低学年の実態把握
③発達障害の性差について
勝手にまとめ。
ASD(自閉スペクトラム症)の発現率は、「男:女=4:1」が知られているが、高機能(知的な遅れがない)に限定すると、「男:女=10:1」という報告がある。
成人が発達障害の診断を受けに来るのは、男性が多い。理由は、テレビなどで見聞きして「自分とそっくりだ」と思ったり、周りの人(奥さんとか)から言われて気付いたりするから、とのこと。
一方女性は、はじめは自分が発達障害とは思っていなくて、うつ病や不安障害などメンタル系の問題で医療にかかることが多いらしい。しかしそれらの治療をしてもなかなか良くならないために、「あれ?」となって気付いていく…というパターン。
客観的には、女性のASD症状は男性よりも軽いことが分かっているが、当事者の「自己評価」の度合いに男女差はなかった。つまり、女性のほうが、自分のASD症状の自覚があったり、困ったりしていると言える。また、そのため、生活の満足度も低くなっているとのことだった。
女性のASDは、周囲に気づかれないように仮初めの社会性を身に付け、それらしく振る舞っていることが多いようで、目立ちにくい。行動がわかりやすい人や周囲への影響が大きい(騒いだりトラブルになったりする)人は、子どもの頃から周囲が気付きやすく支援に結びつきやすいが、目立たない人は、本人が人知れず苦しい思いを抱えるようになってしまう。
メンタルの不調など二次障害への支援はとても大事。
ポイントは、
★特性の自己理解
★感情コントロール
(感想)
仮初めの社会性という言葉に、「これだ!」と思いました。
今まで自分が感じてきた「違和感」や、「なぜみんなは自然にそういうことができるんだろう?」という疑問や自己不信に対して、1つの解を与えてもらえた気がします。
それと同時に、「そんな努力をしてまでも、皆と一緒にいたかった。馴染みたかった。仲良くしたかった。」という昔の自分の気持ちをやっとわかってあげられた気がして、「健気だったんだなぁ」と、優しい気持ちが湧いてくるのがわかりました。
(ASDや発達障害の症状は、濃い・薄いの程度の差はあれど、私を含め診断を受けていない人でもわりと多くの人に見られる特性だと思います。だから「スペクトラム」なのです。)
今までは、みんなと同じことが自然にできない自分に対する嫌悪感が先だっていましたが、そういう健気さや、「努力を要するけれども、困らない程度に上手くできている自分」を評価して「OK!」を出してあげようと思いました(^o^)b
今日は大会2日目。
午後から、また新しい知識を仕入れてきます!
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