タロットを心理学する☆【ソード3(逆):感情の抑圧】

ソード3(逆)

ソードの3は、まさに心の傷や悲しみをあらわしています。

心の痛みと向き合い、受け止めようとするうちに、傷はやがて受容できうるものに変化し乗り越えていけるようになるというメッセージが込められています。

しかし、今日は逆位置です。

あまりにも辛い時、私たちはそれに向き合うことを恐れ、あえて目を逸らすといったことがありますが、その状態を表すのがソード3の逆位置です。

あなたの心の奥底には、まだ乗り越えられない本当の感情が疼いていませんか?と問いかけているのです。

 

【心理学的視点】

感じるのがあまりにも苦痛な感情を持ったとき、それを無理やり抑え込んで感じなくすることを「感情の抑圧」と言います。

ただし、抑え込んだからと言って消えてなくなることはなく、ずっと心の中に溜まっていきます。

感情というものは、通常、外に出たがる性質を持っているため、

抑え込みたい(意識)⇔外に出たい(感情)

という構図ができ、そこに「葛藤」が生まれます。

 

つまり、

私たちカウンセラーは、何か問題が起きている時にはまず「その裏に何か抑圧した感情があるのではないか?」という見方をするというわけです。

抑圧された感情があるのなら、それを見つけ出し、その感情を解放することで、心に余裕を作っていきましょう。

なぜ心の余裕を作るのか?

それは、その出来事によって自分が学んだことや得られたものに気付き、感謝し、恩恵を受けとるためです。

(受け取るにはスペースが必要でしょう?だから解放するのです。)

このプロセスを、心理学では「癒し」と呼んでいます。

 

根本裕幸師匠は「ウ◯コと同じ」と表現し、感情を抑圧することを「便秘と同じ」と言っています。

それくらい、感情を表に出すことは私たちの心身の健康に大きく関わっているということですね。

…と、ここまで書いたところで、「感情じゃないほう」を「解放」したくなりましたので、続きはまた今度(笑)

 

 

まだ乗り越えられていない感情が

あるのならば

そろそろ向き合う時なのかも

知れません

 

心理カウンセラー*Haruna

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