無力な私が存在する理由。前職を振り返って思うこと。所信表明したくなった。

こんにちは^^
セラピスト兼タロットカウンセラーのはるなです♪
3月末に仕事を辞めてから、もう8か月です。

Haruna
はるな

この間、なんだかんだ言って、
根本師匠の弟子としての自分を
捨ててないのよねー。

私がなぜカウンセリングを
これからも仕事にしていこうと思うのか、
ここ最近わかっているようでわかっていないようで
ぼんやりとした感じがしていましたが、
改めて再確認できたことがあるので
書いておきたいと思います。

まず、以前の仕事(公務員心理職)を振り返ってみます。

たまたま幸運で就くことができたお仕事でした。
もちろん、
専門に学んできた障害児教育にドンピシャの
願ってもないお仕事。
自分の力不足を痛感しつつ、
ブラッシュアップしながら一所懸命に頑張り続けました。

クライアントさんのお悩みというのは、
我が子が発達障害かもしれない、とか、
不登校や学校不適応になりかかっているとか、
行動上の問題があってトラブルになっている、とか。
そういったお子さんにどう対応したらいいか…
という内容が多かったように思います。

保護者さんだけでなく、
学校の先生の相談もよくお受けしていました。

そこで私に期待されることというのは、
『〇〇なのは□□だから、△△すれば良い』
という、専門家としての知識やハウツーです。

もっとずっと以前に
未就学児の療育の仕事をしていた頃は、
私が直接そのお子さんに訓練をして
言葉の力を伸ばしたり、行動形成したり、
といったことはありましたが、
教育委員会でやってきた相談の仕事では、
心理検査や観察を通してお子さんの状態を把握し、
保護者さんや先生に対応方法の知識やスキルを
伝えることが私の主な役割だったように思います。

その素地を作る目的で、
保護者さんのカウンセリングや学校との橋渡し、
ちょっとお仕事でうまくいかないことがあって
悩んでいる先生の話を聞いたりもしました。
(表には絶対出さないけど、裏で泣きながら
先生たちは頑張っています。)

ただ、療育の仕事とは違って、
お子さんの状態を直接変えることはできないし、
色々な状況が絡んでいて「どうにもならないこと」
というのがどうしてもあります。

虐待、愛着障害、DV、精神疾患、貧困、触法etc.
学校教育の中だけの話や、
親子の関係性の改善だけでは済まないことが
たくさんあり、総合的にみていく力が要求されます。

そんな時に、自分の力の限界と言うか、
「私にはどうしてあげることもできない」
という無力感を強く感じていました。

私の力不足もあって状態が悪化してしまったケースも、
正直言うとありました。

私にもっと幅広い専門知識があれば
この親子・先生を助けることができたかも知れないのに…
私以外の人が担当だったら、良かったのかも。

そんな悔しさや劣等感を感じることがしょっちゅうで、
もっと勉強しなくてはいけないけど、
自分の生活のこともあるから、
徹底的にやり込むこともできない。

「まだ足りない、まだ足りない」
「私は何をしているんだろう」
と常に思っていました。

そんな中で嬉しかったことというと、
クライアントさんが、
これからどうしたらいいかの道がわかって
安心してくれることや、
「あ、そうか」とパッと目がキラキラになること、
そういう瞬間と出会えることでした。

我が子の状態や置かれている状況は変わらないけど、
考え方や心の持ちようで、
現実と向き合う力が湧いてきたり、
それによって結果的に状態が良くなることもあったりします。
不思議ですけど、嬉しいなぁと思います。

でもこれって、
決して私がクライアントさんを変えたわけではなく、
私が発した何かと、
クライアントさんの中にあった何かが
共鳴しあったから起きたことなんだと思います。

私は自分の無力感を感じて苦しかったけれど、
私がクライアントさんの状況をどうにかしたいという
考え自体が間違っていたのかも知れません。

【私はもともと無力なんだ】
ということを、
仕事からいったん離れて、
こうして落ち着いて考えることで
ようやく受け入れることができた気がします。

そして、
解決していく力はクライアントさんの中にあって、
私とクライアントさんの間で起きた共鳴によって

それが目覚め、輝くんだということも。

今思うと、
知識やハウツーは同じものを伝えても、
クライアントさんによって
受け取り方や記憶に残る部分は違いますし、
「そっか~!」と思うポイントは人それぞれです。

療育の訓練も同じことで、
こちらの働きかけがお子さんの状態に
合っていなければ実は結びませんから、
それを緻密に見極めていくんですよね。

めちゃくちゃ専門用語ですが、
【発達の最近接領域】というのがあって、
興味があればまた調べてみてください。
お子さんと関わる時にとても役立つ考え方です。

それから、何を伝えるか、
その伝え方やタイミングは、
私は『降りてくる系』なこともあって、
セオリーとか手順とかでは一律化できなくて、
やっぱり
そのクライアントさんとの間にあるエネルギーというか、
「場」というものに非常に左右されていたなと思います。

前職の後半あたりは、
「教育委員会の相談員がこんな話をするなんて、
ありえないっすよね~。外にバレたらまずいんで
内緒にしててくださいね~。」
と言いながら、
ほぼほぼスピった面談をしたこともありました(笑)

意外とスピが大好きなお母さんが多くて
命拾いしたことをここに感謝申し上げます!

とまぁ、うだうだ書いてしまいましたが、
結局、私が自分の人生をかけて目指すものは、

私とあなたの共鳴

であり、

それこそが命の躍動

であり、

私がここに存在する理由

です。

それが、カウンセリングという手段なのか、
また別のものがこれから出てくるのか、
それは未知数です。

ただ、「今の私にできること」、
「今、あなたに提供できるもの」というのは、
20年間、血反吐を吐きながら
勉強し続けてきたことしかありません。

だから、
今の私はカウンセラーという仕事を選びます。

そして、身体のことも本格的にやり始めました。
これも長年ずっと向き合ってきたことなので、
それも使いながら相乗効果を狙っていきます。

こんな私ですが、基本、無力です(笑)
クライアントさんを救う「答え」を持っているわけでもありません。

私はクライアントさんにとって
役に立つかも知れないし、
役に立たないかも知れない。

だけど、もし共鳴が起こって
クライアントさんの中に眠る「何か」が
解き放たれるきっかけになったとしたら、
クライアントさんが人生を前に進める
原動力やヒントになったとしたら、
私はその奇跡✨
クライアントさんと一緒に
喜びたいなと思います。

そしてそのために、
クライアントさんと共鳴できるポイントを
探りつづけていきます。

子育てをする中で色々な悩みを抱くお母さん。
自分らしい生き方や働き方について迷っている方。
ずっと一人で頑張らざるをえなかった方。

そういった方たちが、
自分の人生を肯定しながら自分らしい”幸せ”を手に入れる
そのお手伝いとして、
私の持っている専門分野の知識やスキル、
私自身が泥沼から這い上がってきた道、
これまでの経験で得たものを
余すことなく使っていこうと思います。

それが
寄り添う、
苦しい時に支える、
あなたという命の輝きを見続ける、
ということなんじゃないのかなぁと。

なので、
私はあなたと共鳴したい!

…なんか変な所信表明?ですが、
このような私をどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

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