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【特別支援教育】発達障害の診断を受けるか迷う場合

こんにちは、心理カウンセラー*Harunaです。

ご相談の中で、保護者の方から「病院に行って発達障害の診断を受けたほうがいいですか」と聞かれることが多いです。お子さんやご家庭によっても事情が異なりますから、一概にどうとは言えないのが正直なところです。

結局は「好きにしたら~」と言うしかないのですが、私の中では一応の目安があります。

簡単に言うと私が受診をおすすめするのは、診断名があることのメリットが大きい場合です。

 

教育上の支援を受けて、将来につなげたい場合

大学入試などで配慮申請をする場合、小さい頃から支援を受けてきたという実績を積んでおきたいところです。早いうちから「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」を立てて、お子さんの状態と必要な支援を明記し、実践を積み重ねましょう(お子さんの力をより一層伸ばし、学校適応するための近道でもあります)。特別支援学級に在籍するお子さんは、原則として全員が「個別の~」を作成することになりますが、通常学級のお子さんの場合、作成は必須ではありませんから、積極的に学校と連携を取って作成してもらうようお願いするといいと思います。その際に、専門医によって診断名がはっきり出ているとなれば、学校の理解を得やすく、話もスムーズに運ぶことが多いです。

医学的な治療を検討している場合

基本的には、環境調整や周囲の人の関わり方を工夫するという対応をとりますが、それだけではなかなか上手くいかないケースも珍しくありません。そのような時にはお薬の利用も検討するのもひとつです。中でも、ADHDやASDの二次障害が懸念される場合、私はお薬の力を頼るのは悪いことではないと考えています。お薬は、脳内の情報伝達がスムーズにいくように交通整理をする役割があります。その効果は一時的なものですが、お薬が効いている間に落ち着いて勉強をしたり、適切な行動をとって褒められるという「学習」を行ったりすることをねらいとして導入されることが多いように思います。今は、錠剤だけでなくドリンクタイプの物もあり、飲みやすく工夫されているなぁと感じます。

ただ、治療方針としてお薬を使うかどうかはあくまでもお医者さんの判断になりますから、もし「使ってみる?」と言われたら前向きに考えてみるといいんじゃないかなぁと思います。

保護者がはっきり知りたいと望んでいる場合

「なぜ子育てにこんなに手こずるのか」と苦労してきた保護者の方はたくさんいらっしゃいます。周囲から責められたりして、自分の育て方が悪いのではと随分悩まれているケースもよく見かけます。そんな場合、受診して診断名がついたことでスッキリする場合があります。また、診断名がついたほうが具体的な対応方法がはっきりするので、周囲の人に説明して協力をしてもらいやすくなると考えた方もいらっしゃいました(この方は、お父さんの理解を得るには「専門のお医者さんがそう言っている」というのが効果があったらしいです)。診断名がつかなかったとしてもそれはそれで喜ばしいことですから、「もやもやしているなら、一度受診してみたら?」とおすすめしています。

デメリットも考えよう

デメリットもあります。まず診断名がつくことで、我が子にいわゆる障害(あまり好きな言葉ではありませんが)があるという現実を目の当たりにすることになります。そもそも「障害」の捉え方や価値観が人それぞれですから、こればかりは、保護者ご自身がどう受け止めるかという話になります。診断名がついてもつかなくても、今目の前にいるお子さんがお子さんであることには変わりませんからね。もし診断名がついたら動揺してしまいそうと思うのなら、焦って受診する必要はありません。「発達障害の傾向がありそう」ということを念頭に置いて、とりあえず発達障害に有効とされる対応をとってみるということでも、お子さんへの支援としては十分だと思います。

またお母さん自身は受診に前向きでも、周りの家族に反対されることもあるかも知れません。それこそ「障害観」の食い違いが起きている場合なんかによく起こります。今までの経験では、周りに内緒にして受診した方もいれば、今回は諦めるという方もいらっしゃいました。

まとめ

病院を受診すること、それ自体には是も非もありません。結局は保護者の方がどうしたいのか、なぜ診断を受けたいのか、自分なりの目的意識をしっかり持って決めることが大切なのです。

どうしても迷っている、という方は一度ご相談くださいね。

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心理カウンセラー*Haruna

特別支援教育について気の向くまま書いています。

特別支援教育の職員研修の講師を承ります。

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