子どもがひきこもりになった時に親が考えたい3つのポイント

こんにちは、心理カウンセラー*Harunaです。

師匠のこちらの恋愛相談の記事にインスパイアされまして、私もちょこっと書いてみようと思います。

「彼を待つ」と決めたのに不安でいっぱいになります。自分の決断を信じ続けるにはどうしたらいいのでしょうか? | 心理カウンセラー根本裕幸
* 「彼を待つ」と決めるのは一回こっきりではありません。日々、瞬間瞬間、その決断を繰り返します。(それをコミットメントと呼びます) そして、待つことだけを決めるのではなく、例えば「いつまで」とか「それまで何をするのか?」

 

突然自分の子どもが不登校になった。理由を聞いても何も言わない。

そんな状況に陥ってしまった親御さんは、それはもう「不安」という言葉ではとても片づけられないほどの思いを抱えていらっしゃることと思います。

私の仕事の一つは教育相談ですから、当然、そういうお話を聞く機会も少なくありません。

近年の国の考えとして、必ずしも「登校」というカタチにこだわることはせず、教育課程に沿った学習や学校との連携など一定の条件を満たせば、家庭学習も「登校」とみなしたり、取り組んだ学習については評価をしたりする(成績をつける)ようになってきています。

つまりは、条件を満たしていれば、学校に行っていなくても出席日数や内申点がきちんとつきますよ、ということです。

どの親御さんも、朝の「行く/行かない」のバトルが相当堪えるとおっしゃいますから、今は学校に行かなくても家でそれなりにやっていれば受験や進学の道が閉ざされるわけではないということがわかるだけでも、ずいぶん気持ちがラクになるようです。

ひとまず何が何でも学校に押し出す必要がなくなるので、「学校という場にこだわらず、我が子が自分らしく安心して社会との接点を持てる環境を見つけること」に意識を集中でき、不安が軽減されていきますもんね。

ところが、です。

これが、こと”ひきもり”となると、話は少し違ってきます。

日中はずっと部屋に閉じこもっていて、親子のコミュニケーションもなければ姿を見かけることもほとんどない。

階段を上り下りする足音や部屋から聞こえてくる物音で「生存」を確認しているという話も珍しくありません。

つい先日相談にいらした方などは、「道端で同級生が歩いている姿を見て我が子とのギャップに苦しくなり、つい隠れてしまった」と涙しておられました。

「学校に行っていないだけであって、勉強もするし、それなりに社会との接点もある」という子どもとは違い、人間としての生活もままならず、足音を聞いて「生きている」と胸をなでおろし、先の見通しがまるで立たないひきこもりの状態では、<今の状況をひとまず受け止めましょう>と言うほうが無理というもの。

それでも。

それでも親は、あるがままの我が子を受け入れるほかないのです。

これがどれほど難しいことか、その苦しみや絶望は想像に難くありません。「一体いつまで続くのか?このまま自分が死んだら、この子はどうなってしまうんだろう?」という恐怖に常に晒されているわけですからね。

先ほどの、我が子の同級生から隠れたという親御さんはこうおっしゃいました。

「先を見てもしょうがない。今、自分にできることをやるしかない。そう決めたつもりでも、足元の現実を見なくちゃという気持ちと将来の不安が、一日の中で何度も何度も行ったり来たりするのを止められない。わかりますか?」

ひきこもりの我が子の「今」を受け止め、我が子がエネルギーを蓄え、むくっと起き上がる日を待つ。

たとえそう決めたとしても、このケースのように葛藤が生まれないわけがありません。

そんな時、どうすればいいのでしょう?

今回の師匠の記事は、恋愛の悩みについての回答ですが、自分で決めることの大切さにとどまらず、その決断を維持することの難しさに対する一つの普遍的な答えを教えてくれていると私は思います。

 

決め続けること

根本師匠はこう書いています。

「決める」ということは一瞬ですけれど、「決め続ける」には持続性が必要ですね。
それを「コミットメント」と呼びます。
選択し続けること、決断し続けること、です。
まり、「決める」のは1回ではなく、瞬間瞬間を決め続けることが次のステップになるわけです。

キーワードは、コミットメントですね。

揺り戻しがくるたびに、我が子の「今」を受け止める、我が子の「未来」を信じる、と何度も決めること。

不安に襲われるたびに、我が子を信じる自分にコミットし続けること。

我が子を受け止めると一回でも決めることができたなら、これからは「決め続けていく」のです。

 

【自分軸】で決める

「決める」にあたり、とても大切なことです。

「決める」にしても「信じる」にしても、実は「待つ」にしても、「自分軸の能動的な決断」じゃないと、すぐに不安な気持ちに流されてしまいます。
「待つしかないから待つ」というのは主体的な選択とは言えないので苦しいんです。
「待つと決めて待つ」という意識に切り替えるには「私が決める」という意識を持ち続ける(コミットし続ける)ことが必要です。

ひきこもりの状態が変わらないから、結局は待つしかない・受け入れるしかない、というのでは【子ども軸】になってしまっていて、【自分軸】ではない状態です。

人生のハンドルを自分で握っていないわけですから、それは苦しいですよね。

「待つと決めたから待つ」
「受け入れると決めたから受け入れる」
「信じると決めたから信じる」

こういう気持ちを持てるようになるには、やはり【自分軸】で決めることです。

「自分がそう決めたんだ」という意識を持ち続ける(コミットし続ける)ことが大きなポイントなのです。

 

「自分の成長」に取り組んでみる

3つ目は、何をしたらいいかについてです。

彼を待つことに決めたのであれば、二人の関係におけるバトンは彼に渡したってことになるので、あとは「自分のこと」にエネルギーを集中させるのです。

我が子を待つ・受け入れると決めたのであれば、我が子がいつ動き出すかというバトンは我が子に渡したということです。

ですから、親御さんは、このあとは「自分のこと」にエネルギーを集中させるのが良いようです。

何をするか?

・我が子を安心させてあげるために自分にできることはなにか?
・家族みんなで幸せになるために、今、自分が解決すべき家庭や人間関係や仕事やお金の問題は何か?
・自分がどう振る舞っていれば、我が子が思わず部屋から出てきたくなるだろう?←天岩戸伝説みたいですね
・どんな我が子でもどーんと受け止める親になるために、どんなことを学んだり取り組んだりしておけばいいのだろう?

考え出すとキリがありません。

そうした取り組みをする中で自分を成長させていけば、徐々に親としての自信もついてくるし、親御さん自身の今後の人生をどうデザインするかが見えてくる場合もあるでしょう。

そうやって少しずつ、多少のことではブレない自分になっていくのかも知れません。

 

 

一番弱っている時にありのままでいさせてくれた、弱い自分を受け止め寄り添ってくれた…

そんな経験が、お子さんにとって将来どれほど大きな財産になるか、言うまでもありません。

親御さんご自身の中に、”どんなお子さんでも受け止める力”がちゃんとあります。

それを見抜いたからこそ、お子さんはあなたのもとに生まれてきてくれたのだと、私は信じています。

 

 

決め続ける、コミットし続けることに興味がある方は、こちらの本が参考になるかと思います。

 

また、恋愛相談の権化として名高い師匠ですが、意外にも子育て本も書いておられます。

この本の感想を書いています。

【感想】子どもの将来は「親」の自己肯定感で決まる by 根本裕幸
こんにちは、心理カウンセラー*Harunaです🌟 9/18に我が師匠の新刊本が発売されましたので、感想を書きました。 『子どもの将来...

 

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心理カウンセラー*Haruna

心理カウンセラー根本裕幸氏の弟子。
私は何がしたいのか、どう生きたいのか…?無価値感、孤立感、執着、エゴの塊etc.
数多の問題に直面してきた『theこじらせ系』。
一説によると、私が覚醒するまであと5年はかかるらしい…orz

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